アクセサリーは 要りません
「今日から3日、私遅番やねん。
2時入りやねんな。
車で来てるから渋滞しても
遅刻せんように大体は1時半には
着くように来てんねん。

大阪から山抜ける国道やから、
駅と反対側の公園側から来るやん?
大通りじゃなく学校の裏門に出る
裏道通って来てんねん。
今日そこ通ってたら、
なんや幸せそうなカップルおったで」

「それって俺らって事?」

「多分な。運転しながらで
通り過ぎてから気付いたから
バックミラー越しやけど」

「その時間だったらそうだと。
買い物行ったら会ったから、
一緒に帰ってきたっすよ。

でも、カップルではないっすね。
人の事言って良いか分からない
けれど、宇部先生は彼氏いるし、
俺も彼女いるから、
織姫彦星は断ることになるかも。

織姫は冗談やと思っていたので、
ちゃんとお返事しないですみません」
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