アクセサリーは 要りません
「そっか、そうだよな。
もう遅いしそうしよう。
じゃあ電源だけ切ったら
職員室に戻ろうか」

「ありがとうございました」
「ありがとうございました」

「2人ともお疲れ」

違和感がある。そんなに未だ惠美里の全部を知っている訳ではないが、惠美里の性格ならここで復習して確実に扱えるようになって帰る気がする。なんだろう?疲れているのか?授業準備が追いついていないのか?それとも俺とここに残る事を避けているのか?

ダメだ、負のスパイラルだ。落ち着こう。職員室に4人で戻り、理科室の鍵を持っていた惠美里は職員室のキーボックスの方に行き箱に鍵を戻し、俺らは3人でそのまま職員室の入り口で立ち話をしていた。
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