アクセサリーは 要りません
「そこの自販でコーヒーか何か
買ってくるよ。何が良い?」

「ありがとう、
じゃあ温かいカフェオレで」

上手く言えるかなあ。勘違いされないように落ち着いて言わなきゃ。何だか心配になってきた。わがままな女だなって思われちゃうだろうか?

「どうした?はいカフェオレ。
なぜそんなに不安そうな顔してる?」

「ありがとう。思っていること
上手く言えるかなって思ったら
不安になってきたの」

「そっか、やっぱり
思っていることあったんだな。
ごめんな。
気付くことできなくて。

俺、惠美里に気持ち伝えて、
受け入れてもらえて嬉しくて
舞い上がりすぎていた」

「私も嬉しかったよ」

「でも、何かが嫌だったんだよね?
俺がそれに気付けてないんだ。
ごめんな」

私は何度も首を横に振った。そんな、寂しそうな顔しないで?
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