アクセサリーは 要りません
「そんなん奥さんに
バレてるっちゅうねん。
千里(ちり)ちゃん、知ってはるよ。
唐揚げの日は、
ほぼほぼここで喫食してたって。
去年の冬休み前に校門のところで
千里ちゃんにばったり会って
『結婚初めてのクリスマスイブに
美味しい唐揚げを
作って驚かせたい。
3学期は、学校の夕食が
唐揚げだからって理由で
残業に行かせたくないから、
コツを教えてほしい』
って言われて、
仕事帰りに住居棟の
ご自宅にお邪魔したことあるんよ。
『たぶん2学期の成績付けとかで
忙しい時期で学校で喫食もして
帰りも遅いやろうし』って、
一緒に夕食も頂いて帰ったんよ。
私は唐揚げしか教えてないのに、
副菜とか千里ちゃんの
美味しい手料理出してくれはって、
バランスとか考えてあって
ホンマに感動したわ。
若いのに、おっさん旦那のこと
色々考えて頑張ってはると思ったら、
涙出そうやったわ。
石川先生、気付いてた?
3学期、唐揚げメニューの日の
直前の週末、
2回ともお家のご飯、
唐揚げだったでしょ?」
石川先生は驚いた顔のまま左右に首を振り、
「千里ちゃんって。。。
ホンマに千里が
お世話になってるんっすね。
唐揚げに関しては、
記憶にございません」
と。
「あかんって。
そんな政治家みたいな事言うてたら。
でもな、
もう状況証拠は上がってるねん。
半落ちやな、
カツ丼出したげるし自供しぃ」
「いやいや、今日のメニューが
カツ丼なだけでしょ?
その前の週末の家のメニューは
覚えてないけれど
唐揚げの喫食をキャンセルしたのは
覚えてるし、
去年のイブに食べた唐揚げが
うまくて、
『またこれ食べたい』
って千里に言った記憶も、、、
しっかりあります」
「あっはっはっは!
千里ちゃん喜んでたで。
『また作ってって
‘’さっき‘’言われました』
って連絡イブにやり取りしたし。
『旦那に隠れてイブにメッセージ
やり取りしてる浮気相手は私です』
あっはっは。
3学期、唐揚げ喫食のキャンセルが
入った時は、
手を取り合って喜んだわ。
石川先生、
その他にお気に入りのおかず
あるんやったら言ってきぃや。
千里ちゃんに教えるわ。
ホンマに千里ちゃん可愛らしい。
うちの息子にも
あんな奥さん欲しいわ。
どこで見つけてきたん?
って、女子大生だった千里ちゃん
拉致したんやもんな〜
バレてるっちゅうねん。
千里(ちり)ちゃん、知ってはるよ。
唐揚げの日は、
ほぼほぼここで喫食してたって。
去年の冬休み前に校門のところで
千里ちゃんにばったり会って
『結婚初めてのクリスマスイブに
美味しい唐揚げを
作って驚かせたい。
3学期は、学校の夕食が
唐揚げだからって理由で
残業に行かせたくないから、
コツを教えてほしい』
って言われて、
仕事帰りに住居棟の
ご自宅にお邪魔したことあるんよ。
『たぶん2学期の成績付けとかで
忙しい時期で学校で喫食もして
帰りも遅いやろうし』って、
一緒に夕食も頂いて帰ったんよ。
私は唐揚げしか教えてないのに、
副菜とか千里ちゃんの
美味しい手料理出してくれはって、
バランスとか考えてあって
ホンマに感動したわ。
若いのに、おっさん旦那のこと
色々考えて頑張ってはると思ったら、
涙出そうやったわ。
石川先生、気付いてた?
3学期、唐揚げメニューの日の
直前の週末、
2回ともお家のご飯、
唐揚げだったでしょ?」
石川先生は驚いた顔のまま左右に首を振り、
「千里ちゃんって。。。
ホンマに千里が
お世話になってるんっすね。
唐揚げに関しては、
記憶にございません」
と。
「あかんって。
そんな政治家みたいな事言うてたら。
でもな、
もう状況証拠は上がってるねん。
半落ちやな、
カツ丼出したげるし自供しぃ」
「いやいや、今日のメニューが
カツ丼なだけでしょ?
その前の週末の家のメニューは
覚えてないけれど
唐揚げの喫食をキャンセルしたのは
覚えてるし、
去年のイブに食べた唐揚げが
うまくて、
『またこれ食べたい』
って千里に言った記憶も、、、
しっかりあります」
「あっはっはっは!
千里ちゃん喜んでたで。
『また作ってって
‘’さっき‘’言われました』
って連絡イブにやり取りしたし。
『旦那に隠れてイブにメッセージ
やり取りしてる浮気相手は私です』
あっはっは。
3学期、唐揚げ喫食のキャンセルが
入った時は、
手を取り合って喜んだわ。
石川先生、
その他にお気に入りのおかず
あるんやったら言ってきぃや。
千里ちゃんに教えるわ。
ホンマに千里ちゃん可愛らしい。
うちの息子にも
あんな奥さん欲しいわ。
どこで見つけてきたん?
って、女子大生だった千里ちゃん
拉致したんやもんな〜