アクセサリーは 要りません
「帰り道、
伊吹くんが大丈夫だったら
来てくれたら嬉しいよ。
快適に過ごしてもらえるように
もう少し家具買わなきゃね」

「じゃあ、次買う家具は俺も使うし
俺が買うよ」

「それは要らないよ。
伊吹くんは伊吹くんの部屋の
家具がいるでしょ?
それを買って」

「ダイニングテーブル買うんでしょ?
椅子何脚買うの?」

「2?かな?」

「じゃあその椅子1脚と
テーブル半分俺が買って良い?」

「納得できかねます、なんだけれど、
うーん、それ半分を買ったら、
伊吹くん、
うちに来るの遠慮しなくなる?」

「そうだね、遠慮せずに寛げるよ。
目星ついたの?」
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