アクセサリーは 要りません
「惠美里、鼻で息するんだよ?
可愛いなぁ。
今からは口塞いじゃうよ?」
そう言って、上唇と下唇を順番に挟みこまれて、「え?何」って思っていたら、温かい何かが唇と歯の隙間を割って入った。私の舌を巻き込んでいく。え?もしかして、これ舌と舌?、少しずつ力が抜けて、でも座ってるのがやっとだったので、伊吹くんのTシャツを握りしめていた。唇が離れたから目を開けた。
「やっとだ、
やっと惠美里とこうなれた。」
「伊吹くん」
嬉しそうに言ってくれた伊吹くんを見て、私も嬉しくなった。私も、誰かと比べられているかを気にするのではなく、伊吹くんを、はじめてキスした人が伊吹くんだったことを喜びたい。
可愛いなぁ。
今からは口塞いじゃうよ?」
そう言って、上唇と下唇を順番に挟みこまれて、「え?何」って思っていたら、温かい何かが唇と歯の隙間を割って入った。私の舌を巻き込んでいく。え?もしかして、これ舌と舌?、少しずつ力が抜けて、でも座ってるのがやっとだったので、伊吹くんのTシャツを握りしめていた。唇が離れたから目を開けた。
「やっとだ、
やっと惠美里とこうなれた。」
「伊吹くん」
嬉しそうに言ってくれた伊吹くんを見て、私も嬉しくなった。私も、誰かと比べられているかを気にするのではなく、伊吹くんを、はじめてキスした人が伊吹くんだったことを喜びたい。