アクセサリーは 要りません

6翌朝ーSide伊吹

次の日朝、校門を入ったところで、タイミングを合わせて惠美里に会った。

真っ赤な顔で俺を見るからさすがにヤバいと思って、

「あれ?宇部先生
なんか顔赤いですよ?
大丈夫ですか?
保健棟行きます?」

と、意地悪を言った。すると、俺の後ろ、住居棟の方から

「え?本当だ。
宇部先生大丈夫ですか?」

と、石川っちがやってきた。少ない俺らの時間を邪魔すんなよ。
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