アクセサリーは 要りません
で、お風呂からあがったら、よく分からないうちにいっぱいキスされて。プロポーズされて。幸せなことが降り続くところを、ベルトコンベアに乗せられているような1日だった。どうしよう?目覚めたら独り部屋のソファだったら。この薬指の指輪だけが夢ではないことを教えてくれる心の拠り所。なんて考えているうちに、タクシーはお店の前に着いた。

「6時半予約の山口です」

牛肉のコース料理に合わせて、ワインを飲みながらゆっくりおしゃべりを楽しんだ。

京都の人はおばんざいを食べているイメージだけれど、牛肉、パン食、餃子好きという一面もあるそう。お肉も本当に美味しくて、ワインも深いのは苦手なのだけれど、何も言っていないのに飲みやすいワインを選んでくれていた。

お酒の提供は19時、お店は20時までだったので飲みすぎる事なくお店を出ることができた。コーヒーも良い酔い覚ましになった。
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