アクセサリーは 要りません
段々と何だか分からない波が頭の中を駆け巡り、その波がパーンと弾けた。と同時に、ビクっビクっと身体が震えた。伊吹くんは、そのまま私の脚の間に座り、片方の脚を持って足先までキスをして、足の爪をじっと見た。脚を閉じたいのに力が入らない。

「近くで見ると本当に細かい
模様なんだね?」

そう言って、足の指を口に含んで舌で舐めた。

「ひゃ だっダメ、汚いよ、あっ」

しばらくして、脚を解いて、私に覆い被さるように横になり、

「惠美里、可愛い、
可愛すぎて俺おかしくなりそうだ」

と言ってぎゅっと抱きしめてくれた。

「そろそろ限界?
続きは明日にする?」
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