アクセサリーは 要りません
「住まいは快適?
寮の方が寂しくないんちゃうの?
間違えてそっちに帰ったり
せーへんの?」

うわ、ツッキー並みの関西弁、そんな母さんとサシで喋るって初めてかも、新鮮。

「いや、今さらあの生活窮屈っしょ?
寮住まいの寮のスタッフ
すごいと思うよ。

俺、あっちのお誘いだったら、
受けてないかも。
教員免許取ってて良かったわ。
来週からの授業とか
どうなるか不安だけれど。
まぁ、楽しんで頑張るわ」

「せやね、良い2年間にせんと。

いや〜でも、2年もあるし、
誰か良い人を連れて来るんちゃう?
って期待しててんけど?」

「ごめん、別れたよ。
この先どうなるかも不透明だし、
これ以上待てないって。
コロナも先行き読めないし。
色々あって俺も確実なことは
何1つ言ってあげれなかったし」
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