アクセサリーは 要りません

「あ、それは大丈夫っすよ。
って断った方が、
宇部先生が断りやすかったり
しますか？」

え？大丈夫なのか俺。今断るタイミングだったろ？

「あ、いえ、残念ながら大丈夫です。

じゃあ、よろしくお願いしても
良いですか？
どういうところなんですか？」

良かった。え？良かったのか？大丈夫なのか？2人で出掛けんのか、俺？

でも楽しみって浮き足立ってんぞ。スキップだってできそうだぞ？

「いくつかあるんですけれど
どうしようかなぁ。
茶畑と、後は寺とか、
あと有名ラーメンの本店とかも、
って女の人は嫌かなぁ。
あと、信楽にも行ってみたいんですよ」

「わぁ、良いですね。
聞いているだけで楽しみですね。

ラーメンとかも大丈夫ですよ。
あまり行ったことがないので、
マナー？掟？みたいなのあったら
教えてくださいね。

信楽って信楽焼の信楽ですか？
たぬき？とかある？
朝ドラの信楽って滋賀ですよね？」

「滋賀なんですけれど、
京都市内まわって、琵琶湖通って
行かなくても、
山越えて行けば近いんですよ。
他よりは遠いですけれど
行ってみますか？」

「はい！陶芸体験とかも
楽しそうですね。

そんなにたくさん良いんですか？」