アクセサリーは 要りません

2ブランチーSide伊吹

「いただきます」

「あ、美味しい、
桜の香りが鼻に抜けて、お出汁と
お味噌も甘くて優しいお味」

その笑顔が見れるなら、色々探した甲斐がある。

「リクエストに応えれてる?」

「はい、もうど真ん中です。
お出汁の国で生きてて良かった」

お出汁の国?

「そうだね、あははっは、
お出汁の国の子で良かったね」

それからは、箸は進めながら、餅や味噌など雑煮の話で盛り上がって、そこからすまし汁の時に何の醤油を使うか?から、料理の話になった。

「山口先生はお料理されますか?」

「うん、必要で、時間がある時には
する時もあるかな。
簡単な物しか作れないけれど。
いやぁ、だからツッキーのご飯は
有難いよ。山口先生は?」

さて、私料理しますってアピってくるかな?

「私はすごく偏りがあります。

興味があるところはこだわりがあって
それ以外はサバイバルって感じで、
煮て焼いて生き延びてます。

カレーはスパイスから作ったり、
パンやパスタの麺やピザ生地は
ストレス解消に作ります。

あとお魚1尾を捌くのも楽しいです」

やっぱり、思った通り「料理できますアピール一直線」なんてこないな。
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