アクセサリーは　要りません
そうして、店員さんに形を整えてもらってソファに座った。

「ひゃ、え？え？
うわ〜良いです、これ。

あ、これ買います私」

「え？即答？もうちょっと考えたら？」

「うーん考えても変わらないと思う」

立ち上がろうとする彼女に手を差し出すと掴んできた。悪戯で手を離してもう１度ソファーに押し戻す。手を差し出すとと躊躇なく掴んでくる。もう１回手を離して押す。今度は睨んで掴んでこないから、こっちから掴んで引っぱりあげた。立たせたり押し戻そうとしたり、遊んで喜んでるんか？俺は？

そうして、彼女は即買いした。

ただ、希望のサイズはサンプルはあるけれど商品は取り寄せになるので、入荷したら連絡をもらえることにしたらしい。配送してもらおうとしていたが、「また一緒に取りに来よう」と、引き取りにして貰った。俺もその引き取り時に追加ビーズ買う事にして店を出た。いや、出ようとした。
< 79 / 347 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop