アクセサリーは 要りません
オートロックの裏門を出たら、もう山口先生は待っていてくれた。

「お待たせしてごめんなさい」

「いや、ピザだって嬉しくて
すぐ部屋出てきてしまって。
あれ?手ぶら?」

「あの、オーブンから出そうとしてね。
冷めちゃうなって気付いて。
だからうちで食べて行きませんか?」

「え?いや、それは良くないでしょ?」

「あ!そっか、そうですよね。
じゃあ、ここでっていうのは
どうですか?
ここならそんなに冷めずで
持ってこれると思うので」

「ここって道路?

今日1日で天然娘に慣れた
つもりだけれど、その上をいくよね。

どうすっかなぁ。

うーん、、、
宇部先生さ、1人暮らしはじめて?」

「はい」
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