アクセサリーは 要りません
「うん、
じゃあこの先どんな理由があっても
俺以外の男は部屋に入れないで?

もし、入ってもらう時には
必ず俺を呼んで。業者でも必ずだよ。

ついでに聞くけど、男の1人暮らしの
家に1人で行ったことはある?」

「お父さん、単身赴任の時に
一緒に住んでました」

「あ、なるほどな。うん、分かった。
じゃあこの先どんな理由でも
お父さんとこ以外行っちゃダメだよ。

どうしてもの時は、必ず俺を呼んで。
学校の住居棟も、寮の生徒の個室も
スタッフの個室も、男の部屋の時は
一緒に行くからね」

「分かりました」

「じゃあ、お部屋でピザ頂いて良い?」

「はい、どうぞ」

そう言って私はオートロックの門を開け自分の部屋へ向かった。
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