バーチャル彼氏
依存……。
今までのゲームだって、依存している人は沢山いると思う。
でも、そういうのってほとんどが家の中にこもったりしてる人だと思っていた。
それに比べ、バーチャル彼氏は簡単に持ち歩く事ができて、ごく普通のOLさんがやってたりする。
だから、余計に怖いんだろう。
当たり前に彼がそばにいて、当たり前に笑って話して。
感覚が鈍っていく。
現実か、バーチャルか、わからなくなる。
そんな時のための、ボタン――。
「ちなみに、このボタンの時だけは彼女の声紋じゃなくても反応するの。依存してる本人が、彼を抹消するなんてできないものね」
今までのゲームだって、依存している人は沢山いると思う。
でも、そういうのってほとんどが家の中にこもったりしてる人だと思っていた。
それに比べ、バーチャル彼氏は簡単に持ち歩く事ができて、ごく普通のOLさんがやってたりする。
だから、余計に怖いんだろう。
当たり前に彼がそばにいて、当たり前に笑って話して。
感覚が鈍っていく。
現実か、バーチャルか、わからなくなる。
そんな時のための、ボタン――。
「ちなみに、このボタンの時だけは彼女の声紋じゃなくても反応するの。依存してる本人が、彼を抹消するなんてできないものね」