バーチャル彼氏
記憶力
いつもと変わらず授業が始まった。
1時間目は私の得意な数学。
しかし……今日は授業にほとんど身が入らない。
私はそっとカバンの中を見る。
つい、持ってきてしまった……。
バーチャル彼氏。
小さなゲームは本当に持ち運びやすく、学生カバンにもかざばることなく入った。
ってか。
持ってきて一体どうしようっていうんだろう。
なんだか、向日葵を1人でおいて置けなかった。
誰かに見つかっても、私の声紋がなければ反応しない。
それは分かてるけど、もし、なにかの間違いで『消去』と言う言葉と共に、一番左のボタンを押してしまったら……?
なんて、ありえない考え。
でも、だって、不安だったんだもん。
せっかくなんだから、もう少し向日葵と遊んでいたい。
イケメン……だし?
1時間目は私の得意な数学。
しかし……今日は授業にほとんど身が入らない。
私はそっとカバンの中を見る。
つい、持ってきてしまった……。
バーチャル彼氏。
小さなゲームは本当に持ち運びやすく、学生カバンにもかざばることなく入った。
ってか。
持ってきて一体どうしようっていうんだろう。
なんだか、向日葵を1人でおいて置けなかった。
誰かに見つかっても、私の声紋がなければ反応しない。
それは分かてるけど、もし、なにかの間違いで『消去』と言う言葉と共に、一番左のボタンを押してしまったら……?
なんて、ありえない考え。
でも、だって、不安だったんだもん。
せっかくなんだから、もう少し向日葵と遊んでいたい。
イケメン……だし?