バーチャル彼氏
お勉強
部活を終えた私は一目散に家へ返った。
途中でいつも通り友達からデザートの誘いを受けたが、それを泣く泣く断り、ダッシュ。
だって、早く向日葵に会いたいんだもんっ!!
明日は土曜日で学校は休み。
バドミントンが入ったケースを肩からさげて玄関を開ける。
「ただいまぁ」
奥にいるはずの親へ声をかけ、そのまま自分の部屋へ向かった。
机の上にカバン、下にバドミントンの道具を置き、ベッドに座る。
ポケットから取り出したのは、当然バーチャル彼氏。
ドキドキする気持ちを抑えながら、私はゲームをテーブルの上に置いて起動させた。
トクン、トクン、トクン。
「こんにちは、泉」
向日葵の笑顔に、ホッと胸をなでおろす。
「今は夜だから、『こんばんは』」
「コンバンハ イミヲ オシエテ クダサイ」
「夜の挨拶」
「インプット しました」
途中でいつも通り友達からデザートの誘いを受けたが、それを泣く泣く断り、ダッシュ。
だって、早く向日葵に会いたいんだもんっ!!
明日は土曜日で学校は休み。
バドミントンが入ったケースを肩からさげて玄関を開ける。
「ただいまぁ」
奥にいるはずの親へ声をかけ、そのまま自分の部屋へ向かった。
机の上にカバン、下にバドミントンの道具を置き、ベッドに座る。
ポケットから取り出したのは、当然バーチャル彼氏。
ドキドキする気持ちを抑えながら、私はゲームをテーブルの上に置いて起動させた。
トクン、トクン、トクン。
「こんにちは、泉」
向日葵の笑顔に、ホッと胸をなでおろす。
「今は夜だから、『こんばんは』」
「コンバンハ イミヲ オシエテ クダサイ」
「夜の挨拶」
「インプット しました」