Stargazer
「何するつもりなの?」
「爆弾を解体するんだよ」
いつものように笑顔で言い、亮太は爆弾を解体しようとする。あたしは「何してるの!」と亮太の手を慌てて掴んだ。
「下手にいじったら爆発する!危険よ!」
もしも亮太に何かあったら、そう思うと手が震える。自分が爆死することより、ずっと怖い。何故かそう思った。
「大丈夫。俺、元々爆発物処理班希望だったんだ。だから爆弾の構造は見ただけでわかる。このタイプは簡単に解体できる。だから安心して」
亮太は笑う。こんな状況なのにどうして笑うんだろう?ただ、あたしは震えることしかできない。もしも誰かがいたとしても、警察官らしく振る舞えるかどうかわからない。そんな状況なのに……。
「大好きな君を安心させたいから、大好きな君の笑顔が見たいから、だから俺は頑張るし笑う。……理沙の笑顔が、俺を強くさせてくれるんだ」
その瞬間、こんな状況だというのに胸が高鳴ったのがわかった。彼の誕生星の星言葉が、彼とあたしの気持ちを繋げたんだ。
ベータ・アーラェ(さいだん座のβ星)の星言葉
「危険に遊ぶ楽天主義」
「爆弾を解体するんだよ」
いつものように笑顔で言い、亮太は爆弾を解体しようとする。あたしは「何してるの!」と亮太の手を慌てて掴んだ。
「下手にいじったら爆発する!危険よ!」
もしも亮太に何かあったら、そう思うと手が震える。自分が爆死することより、ずっと怖い。何故かそう思った。
「大丈夫。俺、元々爆発物処理班希望だったんだ。だから爆弾の構造は見ただけでわかる。このタイプは簡単に解体できる。だから安心して」
亮太は笑う。こんな状況なのにどうして笑うんだろう?ただ、あたしは震えることしかできない。もしも誰かがいたとしても、警察官らしく振る舞えるかどうかわからない。そんな状況なのに……。
「大好きな君を安心させたいから、大好きな君の笑顔が見たいから、だから俺は頑張るし笑う。……理沙の笑顔が、俺を強くさせてくれるんだ」
その瞬間、こんな状況だというのに胸が高鳴ったのがわかった。彼の誕生星の星言葉が、彼とあたしの気持ちを繋げたんだ。
ベータ・アーラェ(さいだん座のβ星)の星言葉
「危険に遊ぶ楽天主義」