異国の地での濃密一夜。〜スパダリホテル王は身籠り妻への溺愛が止まらない〜
「真緒、こっちを向いて」
彼の妖艶なバリトンボイスが耳元で囁やかれる。術にでもかかってしまったかのように私は素直に顔を彼の方へ向けた。彼の真剣な瞳に囚われ動けない。
「あっ……ん……」
そのまま唇を奪われあの夜のことをまた鮮明に思い出してしまった。心臓が破裂しそうなほど高鳴り、身体の奥底からジワジワと湧き上がってきてしまう欲情。この柔らかな唇の感触を知ってまだ一週間しか経っていないというのに懐かしく感じてしまう。気持ちが良い。もっとして欲しい。
「真緒、君のこんなにも可愛いくて甘い声は俺にしか聞かせちゃダ駄目だよ。あの日からずっと真緒が恋しくて探していた。どうしてあの日の朝君は一人で帰ってしまったんだい? あの部屋に一人取り残されて寂しくて俺はどうにかなってしまいそうだったよ」
彼の妖艶なバリトンボイスが耳元で囁やかれる。術にでもかかってしまったかのように私は素直に顔を彼の方へ向けた。彼の真剣な瞳に囚われ動けない。
「あっ……ん……」
そのまま唇を奪われあの夜のことをまた鮮明に思い出してしまった。心臓が破裂しそうなほど高鳴り、身体の奥底からジワジワと湧き上がってきてしまう欲情。この柔らかな唇の感触を知ってまだ一週間しか経っていないというのに懐かしく感じてしまう。気持ちが良い。もっとして欲しい。
「真緒、君のこんなにも可愛いくて甘い声は俺にしか聞かせちゃダ駄目だよ。あの日からずっと真緒が恋しくて探していた。どうしてあの日の朝君は一人で帰ってしまったんだい? あの部屋に一人取り残されて寂しくて俺はどうにかなってしまいそうだったよ」