異国の地での濃密一夜。〜スパダリホテル王は身籠り妻への溺愛が止まらない〜
なんとか練習の前半は乗り切った。リバーダンスなんて普段から息が苦しくなる曲なのに今日は変なところでブレスしたりしてしまって私の中で一番納得のいかない下手な演奏になってしまった。
私が休むと色々な曲のソロ部分がまる空きになってしまう。絵里さんにも負担がかかってしまうし、風邪をひいている場合じゃない。週に一回の練習、これからパンフレットやポスターの制作などみんなでやる事は沢山ある。本番まであと三ヶ月無いのに……
「真緒ちゃん、やっぱり辛そうだし今日は帰って休んだ方がいいわよ」
絵里さんに言われた通り身体がいつもと違った。なんだか少し自分の吐く息も熱く、熱っぽい気がする。他に人にうつしても大変だ。
「やっぱりそうします。本当ごめんなさい」
楽器をしまい椅子から立ち上がるとグワンと世界が回った気がした。
「真緒っ!!!」
総介さんの声が聞こえた気がする……
私が休むと色々な曲のソロ部分がまる空きになってしまう。絵里さんにも負担がかかってしまうし、風邪をひいている場合じゃない。週に一回の練習、これからパンフレットやポスターの制作などみんなでやる事は沢山ある。本番まであと三ヶ月無いのに……
「真緒ちゃん、やっぱり辛そうだし今日は帰って休んだ方がいいわよ」
絵里さんに言われた通り身体がいつもと違った。なんだか少し自分の吐く息も熱く、熱っぽい気がする。他に人にうつしても大変だ。
「やっぱりそうします。本当ごめんなさい」
楽器をしまい椅子から立ち上がるとグワンと世界が回った気がした。
「真緒っ!!!」
総介さんの声が聞こえた気がする……