純愛不倫の恋
 キスを受け、体をまさぐる彼の手を感じ、彼の背中に夢中でしがみつきながら、舞い上がりボウっとなった頭で思ったのは、新しい下着に着替えてきてよかったといった馬鹿げたこと。

 前のボタンを外されたがブラウスは着たまま、スカートとストッキング、ショーツを脱がされ、そしてわたしは・・・かつて経験したことがないほど激しく乱れまくり、何度も喜悦の頂点へ達してしまい、そのたびに恥ずかしい声を上げた。

 彼にとっては一度だけの火遊び。そう思った。大好きな憧れの人に抱かれて夢見心地のわたしは、たとえそうだったとしても幸せだった。
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