眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「・・・や、やめて。」
彼の腕の中で抗議するが、その声は元々の内気さと驚きが相まって非常に弱々しい。
「・・・ごめん、ちょっとだけ。」
綿星くんの声は今までに聞いたことがないくらい切羽詰まっていた。まるでこうしていないと何かが終わってしまうかのように。その声に思わず動けなくなってしまう。
───でも、こんなところ誰かに見られたら誤解されちゃう・・・!
そう思っているとすーすーという寝息が聞こえてきた。
「うそ・・・寝てる?」
一瞬でかなり深い睡眠状態に入ったようだ。寝ているなら離れられるかもと思って彼の腕から逃れようとするのに、まるで彼の腕が岩になって閉じ込められたかのように動けない。本当に寝ているのだろうか。
彼の腕の中で抗議するが、その声は元々の内気さと驚きが相まって非常に弱々しい。
「・・・ごめん、ちょっとだけ。」
綿星くんの声は今までに聞いたことがないくらい切羽詰まっていた。まるでこうしていないと何かが終わってしまうかのように。その声に思わず動けなくなってしまう。
───でも、こんなところ誰かに見られたら誤解されちゃう・・・!
そう思っているとすーすーという寝息が聞こえてきた。
「うそ・・・寝てる?」
一瞬でかなり深い睡眠状態に入ったようだ。寝ているなら離れられるかもと思って彼の腕から逃れようとするのに、まるで彼の腕が岩になって閉じ込められたかのように動けない。本当に寝ているのだろうか。