眠り王子の専属抱き枕になりました!?
慌てて目を逸らし彼に背中を向けると『塾か。大変だな。』と声をかけられた。その言葉に心が波打つ。
───きっと彼と話すことなんてもうないだろうから、これだけ言っておこう。
「・・・あの。」
「ん?」
「・・・塾行ってないんだよね?家庭教師とか通信教育?」
「俺?どっちもやってないよ?」
「それで、その・・・いつも寝てるのに成績いいってすごいね。」
嫌みじゃなく本当に心から尊敬する気持ちだった。
「成績よくても学校にとってはいい生徒じゃないよな。」
先程のレモンソーダみたいに爽やかな笑顔とは違う、青汁を飲んだ後みたいに苦そうに笑う綿星くんの笑顔を見てなんだか心がざわめいた。そのざわめきがなぜか、心の真ん中に置いて大切にしている気持ちを外に連れ出した。
───きっと彼と話すことなんてもうないだろうから、これだけ言っておこう。
「・・・あの。」
「ん?」
「・・・塾行ってないんだよね?家庭教師とか通信教育?」
「俺?どっちもやってないよ?」
「それで、その・・・いつも寝てるのに成績いいってすごいね。」
嫌みじゃなく本当に心から尊敬する気持ちだった。
「成績よくても学校にとってはいい生徒じゃないよな。」
先程のレモンソーダみたいに爽やかな笑顔とは違う、青汁を飲んだ後みたいに苦そうに笑う綿星くんの笑顔を見てなんだか心がざわめいた。そのざわめきがなぜか、心の真ん中に置いて大切にしている気持ちを外に連れ出した。