眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「ノノノノートのお礼、し、しに来た。成績、すごい上がって、ありがとう、で、それで、その・・・えっと・・・だから・・・。」
焦って体を離してしどろもどろ言うと、寝ていた姿勢のまま『何もしなくていいって言ったろ。』ときっぱり言われてしまう。
「そ、そういうわけには・・・。」
食い下がるが彼は目を閉じて再び眠りの世界に旅立とうとしている。
私は腕にグッと力を入れて綿星くんに近づくと、なかばやけくそに彼の体に腕を回した。するとピクッと反応があり彼が起き上がったので『ご、ごごごごめんなさ・・・。』と言いながら慌てて離れる。
彼はスッと立ち上がると、『うちに行こう。学校じゃあれだろ?こないだは教室であんなことして悪かった。いくら半年まくらなしで切羽詰まってたからって。』と言ってカバンを持った。
───そ、それって、綿星くんのおうちで抱き枕になるってこと・・・!?
彼の最初の言葉のインパクトが強過ぎてその後の言葉は頭に入って来なかった。
焦って体を離してしどろもどろ言うと、寝ていた姿勢のまま『何もしなくていいって言ったろ。』ときっぱり言われてしまう。
「そ、そういうわけには・・・。」
食い下がるが彼は目を閉じて再び眠りの世界に旅立とうとしている。
私は腕にグッと力を入れて綿星くんに近づくと、なかばやけくそに彼の体に腕を回した。するとピクッと反応があり彼が起き上がったので『ご、ごごごごめんなさ・・・。』と言いながら慌てて離れる。
彼はスッと立ち上がると、『うちに行こう。学校じゃあれだろ?こないだは教室であんなことして悪かった。いくら半年まくらなしで切羽詰まってたからって。』と言ってカバンを持った。
───そ、それって、綿星くんのおうちで抱き枕になるってこと・・・!?
彼の最初の言葉のインパクトが強過ぎてその後の言葉は頭に入って来なかった。