眠り王子の専属抱き枕になりました!?
その言葉に体が固まる。
───この為に来たんだし・・・綿星くん自分の勉強もあるのにノート作ってくれたし・・・獣医になる為にあの大学に受かりたいし・・・。
心の中で自分を説得していると、ある疑問が湧いてきた。
綿星くん本人は『彼女はいない。』と言っているけれど、噂では実は社会人の彼女がいるとか、中学までは海外で高校からこちらに引っ越してきたみたいなので、あちらにいる彼女と遠距離恋愛中とか言われている。
───彼女がいないにしてもいるにしても、どうして私を抱き枕にしようとするんだろう。特に抱き心地がいい要素はないと思うし、私に『抱き枕になって。』って言い続けなくても綿星くんの抱き枕になりたい女の子なんてたくさん・・・。
「どうした?やっぱり嫌?」
「あっ、えっ、えっと聞いてもいい?」
「彼女なら本当にいないから心配しないで。咲穂じゃないとだめなんだ。」
「!?!?」
ほら、このタイミングで下の名前で呼んで甘えるような眼差しを向けてくるなんて、またずるいことをする。
───この為に来たんだし・・・綿星くん自分の勉強もあるのにノート作ってくれたし・・・獣医になる為にあの大学に受かりたいし・・・。
心の中で自分を説得していると、ある疑問が湧いてきた。
綿星くん本人は『彼女はいない。』と言っているけれど、噂では実は社会人の彼女がいるとか、中学までは海外で高校からこちらに引っ越してきたみたいなので、あちらにいる彼女と遠距離恋愛中とか言われている。
───彼女がいないにしてもいるにしても、どうして私を抱き枕にしようとするんだろう。特に抱き心地がいい要素はないと思うし、私に『抱き枕になって。』って言い続けなくても綿星くんの抱き枕になりたい女の子なんてたくさん・・・。
「どうした?やっぱり嫌?」
「あっ、えっ、えっと聞いてもいい?」
「彼女なら本当にいないから心配しないで。咲穂じゃないとだめなんだ。」
「!?!?」
ほら、このタイミングで下の名前で呼んで甘えるような眼差しを向けてくるなんて、またずるいことをする。