眠り王子の専属抱き枕になりました!?
例のごとく彼は既に寝ていて、規則正しい寝息をたてていた。

───寝れるわけないよ・・・!

綿星くんの服を着て彼のベッドで抱きしめられて寝ている。恋人ではないし、友達と言ってもいいのかわからない間柄で。なんて奇妙な状況なのだろう。

でも綿星くんの体温と鼓動を感じるのはやっぱり心地がよく、私のまぶたは催眠術にかかったみたいにどんどん重くなっていった。


これが、私と綿星くんの不思議な関係の始まりだった。
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