眠り王子の専属抱き枕になりました!?
アラーム音で目覚めて着替えをしマンションを出て綿星くんが駅まで送ってくれる間、今日はどんな夢を見たかを話した。その話を彼は目を細めて柔らかな表情で聞いてくれた。その表情がとても好きだった。

けれどこれは恋、とかそういう色づいてキラキラした華やかな気持ちではなくて、もっとシンプルな、彼の隣にいるのが心地よいという気持ちだ・・・そんな風に思っていた。
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