眠り王子の専属抱き枕になりました!?
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3年の秋。いよいよ受験が近づき、さすがにもう綿星くんの勉強の迷惑だと思い、水曜日の勉強を辞めようと提案しても彼は『俺は大丈夫だから。』と頑として譲らなかった。『どうしてこんなにしてくれるの?』と聞いても『咲穂の夢を応援したいから。』と言うだけだった。
綿星くんは勉強を教えてくれるだけではなくて、弱気になりがちな私を励まし続けてくれた。薄暗くて靄がかった先が見えない道でも常に彼が一歩前に立って明かりを持ち道を照らしてくれた。私が立ち止まってしまいそうな時には手を引いてくれた。そうやって一歩一歩を着実に踏みしめて前に進んできたのだった。
この道は夢に続いている、そう信じて歩き続けることができたのは綿星くんのお陰だった。
3年の秋。いよいよ受験が近づき、さすがにもう綿星くんの勉強の迷惑だと思い、水曜日の勉強を辞めようと提案しても彼は『俺は大丈夫だから。』と頑として譲らなかった。『どうしてこんなにしてくれるの?』と聞いても『咲穂の夢を応援したいから。』と言うだけだった。
綿星くんは勉強を教えてくれるだけではなくて、弱気になりがちな私を励まし続けてくれた。薄暗くて靄がかった先が見えない道でも常に彼が一歩前に立って明かりを持ち道を照らしてくれた。私が立ち止まってしまいそうな時には手を引いてくれた。そうやって一歩一歩を着実に踏みしめて前に進んできたのだった。
この道は夢に続いている、そう信じて歩き続けることができたのは綿星くんのお陰だった。