眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「子供の頃両親がよく一人の女の子の話をしてた。『あの子は今日も怖い夢を見た。なんとかしてあげたいけど、彼女の夢を食べるのはあまりにも危険だ。毒性が強くてただではすまない。』って。俺はその子のことが気になって親の目を盗んで会いに行ったんだ。」
「!?!?」
「咲穂の夢は俺がいつも食べてたような夢とは明らかに違った。無我夢中で口を動かしたけど、一部しか食べることが出来なかった。自分がどうなってしまうのかわからなかったけど、それよりも咲穂を救えなかったのが辛かった。」
───本当に、あの時の───!?そして今彼と話しているのは現実なの!?
「俺はなんとか一命をとりとめたけど、大人達にひどく怒られて今後咲穂の夢を食べに行くことを禁止された。それから俺は一人前の獏になる為励んだ。知識、技術、あらゆる面で誰よりも秀でた存在になれるように。人間の世界について過去から現在の隅々まで勉強したし、毒性のある夢も上手に食べられるようになった。それらが評価されて、人間の歳で15歳になった時にある褒美を与えられたんだ。」
「!?!?」
「咲穂の夢は俺がいつも食べてたような夢とは明らかに違った。無我夢中で口を動かしたけど、一部しか食べることが出来なかった。自分がどうなってしまうのかわからなかったけど、それよりも咲穂を救えなかったのが辛かった。」
───本当に、あの時の───!?そして今彼と話しているのは現実なの!?
「俺はなんとか一命をとりとめたけど、大人達にひどく怒られて今後咲穂の夢を食べに行くことを禁止された。それから俺は一人前の獏になる為励んだ。知識、技術、あらゆる面で誰よりも秀でた存在になれるように。人間の世界について過去から現在の隅々まで勉強したし、毒性のある夢も上手に食べられるようになった。それらが評価されて、人間の歳で15歳になった時にある褒美を与えられたんだ。」