眠り王子の専属抱き枕になりました!?
13:20───午前の診察を終え休憩に入ろうと、髪をまとめていたヘアクリップを外した時だった。
バタバタと足音がして看護師が『先生!』と叫びながら診察室に飛び込んできた。
ただならぬ様子にすぐ立ち上がり、話を聞きながら受付まで急ぐ。
近くの商店街で動物が倒れて苦しそうにしていた為、八百屋を営む男性がトラックで運んできてくれたそうだ。
受付に着くと受付スタッフと一緒にいた筋肉隆々の八百屋の二代目店主が、『これ、バクだろ?ここの病院、バクのマークだったからよ。』と言うが看護師が『先生、これって・・・。』と驚いた表情をしている。それもそのはず、確かにバクに似ているがこれは・・・。
───子供の時に私の悪夢を食べてくれた・・・。
幼い頃の記憶を思い出しているとその動物が目を開けた。
宇宙の星々を散りばめたような美しいその瞳を見た瞬間、自分の中で何かの欠片がカラン、と音を立てた。
バタバタと足音がして看護師が『先生!』と叫びながら診察室に飛び込んできた。
ただならぬ様子にすぐ立ち上がり、話を聞きながら受付まで急ぐ。
近くの商店街で動物が倒れて苦しそうにしていた為、八百屋を営む男性がトラックで運んできてくれたそうだ。
受付に着くと受付スタッフと一緒にいた筋肉隆々の八百屋の二代目店主が、『これ、バクだろ?ここの病院、バクのマークだったからよ。』と言うが看護師が『先生、これって・・・。』と驚いた表情をしている。それもそのはず、確かにバクに似ているがこれは・・・。
───子供の時に私の悪夢を食べてくれた・・・。
幼い頃の記憶を思い出しているとその動物が目を開けた。
宇宙の星々を散りばめたような美しいその瞳を見た瞬間、自分の中で何かの欠片がカラン、と音を立てた。