眠り王子の専属抱き枕になりました!?
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「もう咲穂が怖い夢を見ても食べられなくなっちゃったな。」
ベッドで私を抱きしめながら綿星くんが残念そうに呟いた。大人になった彼はぐっと色気と渋さを増していた。
「でも、高校生の時綿星くんと眠る時は幸せな夢しか見なかったよ?」
「あの時俺は人の姿になってて獏としての力は封じられてはいたけど、少し力が漏れでてたんだ。寝ながら無意識に悪夢を吸収し、いい夢だけ残してたんだと思う。だから水以外摂取する必要がなかった。咲穂が抱き枕になってくれる前は両親が食料として夢を持ってきてくれてた。今はもう完全に人間になったから、人間の食べ物を食べるようになったんだ。」
「もう咲穂が怖い夢を見ても食べられなくなっちゃったな。」
ベッドで私を抱きしめながら綿星くんが残念そうに呟いた。大人になった彼はぐっと色気と渋さを増していた。
「でも、高校生の時綿星くんと眠る時は幸せな夢しか見なかったよ?」
「あの時俺は人の姿になってて獏としての力は封じられてはいたけど、少し力が漏れでてたんだ。寝ながら無意識に悪夢を吸収し、いい夢だけ残してたんだと思う。だから水以外摂取する必要がなかった。咲穂が抱き枕になってくれる前は両親が食料として夢を持ってきてくれてた。今はもう完全に人間になったから、人間の食べ物を食べるようになったんだ。」