眠り王子の専属抱き枕になりました!?
「あのさ・・・。」
綿星くんはなんだか神妙な声を出した。驚いて体を離し『どうしたの?』と彼の瞳を覗き込むといつもにも増して輝きが強い。何を言われるのだろうか。期待と不安が入り混じる。
「高校生の時に得た戸籍は一時的なものだったけど、今はもう正式なのがあるんだ。仕事にも就けたし。」
綿星くんは人間になった日すぐに仕事を探し始め、寝具を企画販売する上場企業の企画部門で枕の企画を担当することになった。
「だから、これから先ずっと俺の専属抱き枕になってほしいんだけど。」
何の淀みもなく発せられたその言葉。きっと綿星くんは私にこの言葉を再び言う為に、命をかけて私の前に戻ってきてくれたんだ。
そして今度私がなるのは彼の体力を回復させる為の抱き枕ではない。
綿星くんはなんだか神妙な声を出した。驚いて体を離し『どうしたの?』と彼の瞳を覗き込むといつもにも増して輝きが強い。何を言われるのだろうか。期待と不安が入り混じる。
「高校生の時に得た戸籍は一時的なものだったけど、今はもう正式なのがあるんだ。仕事にも就けたし。」
綿星くんは人間になった日すぐに仕事を探し始め、寝具を企画販売する上場企業の企画部門で枕の企画を担当することになった。
「だから、これから先ずっと俺の専属抱き枕になってほしいんだけど。」
何の淀みもなく発せられたその言葉。きっと綿星くんは私にこの言葉を再び言う為に、命をかけて私の前に戻ってきてくれたんだ。
そして今度私がなるのは彼の体力を回復させる為の抱き枕ではない。