クールな社長は政略結婚したウブな妻を包容愛で満たす
正しくない方法ですが
『手料理は旨いって食べてもらえたし…いい思い出になるわ。』
次は、夫に嫌われるように振舞ってみようか。
和優は、別れる為に必要だと思う事を少しずつ実行に移そうとしている。
それは和優にとって離婚に向けての『儀式』とも言えそうだ。
その一、これ以上好きにならない。
その二、手料理を食べてもらう。
次は…嫌われよう。
それと同時に、仕事を探そう。
離婚してからも、生活していく道を探さなくてはいけない。
娘が働く事を良しとしない父親に頼るのだけは嫌だった。
何か自分に出来る事をゆっくりでいい、探そう。
『嫌われる為に…申し訳ないけど、友梨亜に協力してもらおう。』