ふんわり王子と甘い恋♡
「あ……」
もう1つ思いだした菊地先輩情報……
ヨッコに教えるべきか迷ったけど、私なら聞きたいから教えることにした。
「あのね、ヨッコ」
「なになに?」
「なんか、菊地先輩といてわかったんだけどね」
「うん?」
「……多分……すごい、モテる」
「……。」
一気に勢いがなくなった、ヨッコの目。
ほら、恋はやっぱり忙しい……。
「まぁ、うん。……知ってた、けど。てかモテないはずがない、あんなにかっこいいんだもん」
「かっこいいのは……フワリくんじゃない?」
「それはない」
「……。」
「……。」
「私的にはどっちも微妙だけど?」
「「…………」」
客観的に冷静に呟いたミネの一言に、一時の沈黙。
の、あと。
また声を抑えてキャーキャー騒ぎ出す。