ふんわり王子と甘い恋♡



「…、」

「、……」



フワリくんがなにも喋らなくなったから、やっぱり、私の気持ちはバレた。


もう……後戻りはできない。


本当に、私の恋が……終わっちゃう。



暗い玄関に、眩しい光が差しこんでくる。


外に……もりりんの車が到着したんだ。


そのライトが、眩しい。


でもやっと……帰れる。



「行こ、…」

「、…ハイ」



フワリくんが立ち上がるから、私も立ち上がった。


すぐ傍に止めてある車からもりりんが出てきて、私たちが外に出たあと玄関のカギを閉めた。



「よし、乗れ乗れー」

「お願いします、」

「おー」



急いで車に乗り込んだけど、雨がすごすぎて、結構濡れた。


フワリくんは助手席で……私は後ろ。


< 448 / 638 >

この作品をシェア

pagetop