ふんわり王子と甘い恋♡
「…、」
「、……」
フワリくんがなにも喋らなくなったから、やっぱり、私の気持ちはバレた。
もう……後戻りはできない。
本当に、私の恋が……終わっちゃう。
暗い玄関に、眩しい光が差しこんでくる。
外に……もりりんの車が到着したんだ。
そのライトが、眩しい。
でもやっと……帰れる。
「行こ、…」
「、…ハイ」
フワリくんが立ち上がるから、私も立ち上がった。
すぐ傍に止めてある車からもりりんが出てきて、私たちが外に出たあと玄関のカギを閉めた。
「よし、乗れ乗れー」
「お願いします、」
「おー」
急いで車に乗り込んだけど、雨がすごすぎて、結構濡れた。
フワリくんは助手席で……私は後ろ。