ふんわり王子と甘い恋♡



私はもう、自分の感情を隠すので、精一杯。


悲しみが溢れださないように、耐えるのに精一杯……



「……なに言ってんの、あんた」



あずりん先輩の声が……低い。


私の気持ちを知ってるから、私のために怒ってくれてる?


だけど私の気持ちを知ってるのは、フワリくんだって一緒……


そのフワリくんに困るって言われたんだから、……それはもう、本当に困るって、こと。



「言い方、あんでしょーよ」

「……なに、が。」

「なにがじゃない」

「…、」



私の為に、低い声をだしてくれる、あずりん先輩。


だけどそれが……余計胸を痛める。



「……思ってること言って、なにが悪ぃんだよ。」

「、…」



もうこれ以上、悲しいことは聞きたくない。


困らせるなら、告白だってしないから……


だからもう、なにも言わないで……




「困り、ます、、、」



声が、……震える声が、勝手に出ていた。



「私だって、そんなの、……困り、ます、」



もうなにも、聞きたくない。



「大丈夫です、私、……あの、ちゃんと勝手に幸せになるんで、……全然、頼んだりしないんで、大丈夫、」

「……、」

「別に今、不幸って訳じゃないし、毎日充実してるし、……なので、私のことは全然、気にしないでください、…」


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