ふんわり王子と甘い恋♡



「、ひい、た?」

「、…」

「俺の、話、」




不安そうに見てる目が、……私の目の奥の本音を探ってる。


引いてなんてない。


引くわけない。


未来が怖いくらいに好きなのに……絶対、引いたりしない。



それを伝えたくて、


ぎゅっと……自分からフワリくんの制服を握った。




「ずっと、…」

「…、」




私の声に、フワリくんはまた不安そうな顔。




「ずっと、……この先も、ずっと、……」

「…、」

「、一緒にいて、……くれます、か、?」




不安な気持ちは、言葉にしなきゃ伝わらない。


私も……フワリくんも、それは同じ。


うんと遠い先の未来なんて、言葉だけの口約束なんかじゃ決まらないけど。


それでも今は……その約束が欲しい。


そう思う私は、きっとまだまだ子供なんだろうけど……




「……。」

「…、ぇ……ぁ、れ、?」




掴んだ制服を、微妙な顔で……ビッミョーな顔で、フワリくんが見てる。




「ななちゃんて、」

「、…ハイ」

「それ、狙ってやってんの?」

「……、?」




なに、が?



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