ふんわり王子と甘い恋♡
「気持ちは、……揺れなかったん、です、か……」
「……。」
「愛原さん、に、」
いよいよ、本格的に可愛くない女の子へ突入。
ヤキモチを妬くなら、もっと可愛く妬けばいいのに……
むっとした声で、俯きながら……恋愛初心者の私は、全然、ダメダメ。
「揺れねぇよ。」
「、…」
「バカにすんな、俺の気持ち。」
「、、、…」
フワリくんが……怒った。
視線を上げたら、唇をむっとさせて、やっぱり少しだけ機嫌を損ねたフワリくんがいる。
「怒って、る……」
「怒ってないし。」
「、…」
絶対怒ってるから、嫌われちゃったんじゃないかって、怖くなって、フワリくんの腕のシャツをぎゅっと掴んだ。
「、……怒らないで、クダサイ、、」
「……。」
「お願い、、、シマス……」
一生懸命お願いして、見上げた、ら。
「…………。」
「、…」
また……ビミョーな顔で、フワリくんが私を見てる。