いつまでも幼いままで
たくさんお互いのことを知った2人だったが、

大学ですれ違うと逆にすごく気まずかった。


2人の共通の友達、智がいる時はどさくさに紛れて、話すことはできた。


でも、かなは、翔は智のことが好きなんだなって思いはじめていた。

智がいる時しか、翔はかなに話しかけてこないし、

智と話してる翔は楽しそうで輝いていた。


翔とのメールが何回か続いて、少しずつ翔の優しさに惹かれていったかなだったが、

こんな場面に遭遇して、かなは好きな気持ちを押し殺すようになった。




_____もう傷つかない。
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