【SR】秘密
こくりと頷いた。
「……あの店で何人か症状がある人間がいた。
……できれば、もう出勤しない方がいいけど……。」
もうすぐ初のバースデーイベント。
一番の稼ぎ時で、その日は給料日。
たとえ店が無くなるとしても、貰うものは貰っておきたい。
十分過ぎる程の貯金はできたけど、成功の為には少しでもお金はある方がいい。
金の亡者と言われてもいい。
ただ生活するだけでお金はするりと手元を離れる。
あの人は当てにならないし、しっかり地に足をつけていなければ朽ち果てるだけ。
「……あと三日。三日後はあたしのバースデーイベントと給料日があるの。
生活がかかってるんです……それまでは……。」
貴一さんと刑事さんは顔を見合わせる。
「わかったよ、桜ちゃん。まだわからないけど、一応お酒は口につけない方がいい」
「桜、俺もそれまで毎日行くようにするから。
無茶はしちゃだめだぞ」
毎日?
貴一さんと視線を合わせると、はにかみながら頭を掻いている。
「用心棒って訳じゃないけど、こうなった以上、ちゃんと最後まで見届けたいし」
「貴一さん……なんで、そこまで……ううん、何でも無い。
ありがとう……。」
「……あの店で何人か症状がある人間がいた。
……できれば、もう出勤しない方がいいけど……。」
もうすぐ初のバースデーイベント。
一番の稼ぎ時で、その日は給料日。
たとえ店が無くなるとしても、貰うものは貰っておきたい。
十分過ぎる程の貯金はできたけど、成功の為には少しでもお金はある方がいい。
金の亡者と言われてもいい。
ただ生活するだけでお金はするりと手元を離れる。
あの人は当てにならないし、しっかり地に足をつけていなければ朽ち果てるだけ。
「……あと三日。三日後はあたしのバースデーイベントと給料日があるの。
生活がかかってるんです……それまでは……。」
貴一さんと刑事さんは顔を見合わせる。
「わかったよ、桜ちゃん。まだわからないけど、一応お酒は口につけない方がいい」
「桜、俺もそれまで毎日行くようにするから。
無茶はしちゃだめだぞ」
毎日?
貴一さんと視線を合わせると、はにかみながら頭を掻いている。
「用心棒って訳じゃないけど、こうなった以上、ちゃんと最後まで見届けたいし」
「貴一さん……なんで、そこまで……ううん、何でも無い。
ありがとう……。」