That's because I love you.
「…明広さ…、……っ…。」

戸惑った様に自分の名を呼ぶまりあの唇を塞ぎ、水音を立てて舌を絡めながら自分のコートを脱ぐと、次は彼女のコートのボタンを外しに掛かる。
脱がせたコートとマフラーをフローリングの床に放ると、白く細い首筋に唇を這わせながら、彼女のニットの裾から片手を侵入させる。
下着の上から柔らかな膨らみを強めに揉みしだくと、まりあはびくっと体を震わせた。

「…ぁ…っ。…明広さん…、シャワー…っ。」
「…シャワーなんて浴びたら余計に体冷えるじゃん。僕が暖めてあげるよ。」
「…ふぁ…っ!…ぁ…っ、…ゃ…。」

まりあはおずおずと明広の腕を握り抗議の声を上げるが、今の明広には彼女を思い遣る余裕は無かった。
彼女の制止を振り切り、ブラジャーのホックを片手で外し持ち上げ、現れたピンク色の先端に吸い付く。
その場で立ったまま胸の先端を弄りながら、片手を下に滑らせる。
彼女のコーデュロイパンツのファスナーを下げ、その手を下着の中に侵入させ、割れ目を指の腹で撫でる。

(…濡れてるけど、いつも程じゃない。やっぱりまりあは、優しくされる方が好きなんだろうな…。)

明広がそんなことを考えたのも、束の間。

「…明広さん…。…ベッド…行きた…。」
「…………。」

ふるふると震えるまりあに潤んだ瞳で見つめられ、ほんの僅かに残っていた明広の理性はそこでぶつっと切れる。
彼女を抱き上げベッドにどさっと下ろすと、雑な動作で手早く自分の服を脱ぐ。
まりあがもたもたと服を脱いでいるのに痺れを切らし、少々手荒に彼女の体から服を剥ぎ取る。

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