恋は塩味(ねこ神様のお通り・失恋ファンタジー)

夢の話・その1

<その日の夢・1>

私には時折見る奇妙な夢がある。

私は宮殿らしき所にいる。
シャンデリアとたくさんの鏡、
壁の金の装飾・・
おとぎ話のワンシーンだ。

私は美しいドレスを着て、髪を結い上げ、
宝石身につけてまるでお姫様のように豪華な椅子に座っている。

広間には多くの着飾った人たちが,
ダンスを踊っているのが眼下に見える。
広間の大きな扉が開き、
中央から一人・・誰か来る。

人々はダンスを止めて彼のために
道を開ける。
その、彼・・王子様か・・
長い緋色のマントを背に・・

顔は相当にイケメン王子だ。
瞳は金色、髪は黒と赤と茶のメッシュが入る長髪。
彼は階段を上り、私の方に来る。

私に向かって微笑み、手を差し伸べた。
ああ、これってダンスのお誘いか・・

私は立ち上がった。
そして気が付いた・・・!!



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