恋は塩味(ねこ神様のお通り・失恋ファンタジー)
<ねこ神と私の心・その2>
うわぁーーーーーーーーーーーー
叫びながら泣いていた。
どうしようもなく、感情があふれ出て・・・
苦しくて、苦しくて・・・・
ねこ神にしがみついて泣いていた。
サビは・・ねこ神はその苦しみを受け止めるように、
私を抱きしめてくれた。
彼の腕の中は温かい・・
体温が高い・・猫だからか・・
ようやっと、私がひきつるように泣くのが落ち着くと、
サビは小さな声で言った。
「酒でも飲むか?」
「うん・・・」
サビがいてくれてよかった・・・
その時、そう思った。
その晩、
ねこ神は猫の姿で、いつものように私の枕元で丸くなっていた。
私はサビの体温を感じながら、
少し安心して眠ることができた。
次の日の朝、職場に連絡をいれた。
「仕事・・辞めます」
それから、雨戸を開けて、
廊下に椅子を出して庭を眺めた。
サビは猫姿で、一日中私の足元で寝そべっていた。
夕方、近くのスーパーに行き、
タイムセールのまぐろの刺身を
買った。
そして、王子様姿のねこ神と
日本酒を飲んだ。
心が燃え尽きて、灰になって、
風が吹き飛ばしたように・・
感情すらない。
すべてが灰色に見えた。
色彩が感じられない。
音楽が騒音に聞こえる。
うわぁーーーーーーーーーーーー
叫びながら泣いていた。
どうしようもなく、感情があふれ出て・・・
苦しくて、苦しくて・・・・
ねこ神にしがみついて泣いていた。
サビは・・ねこ神はその苦しみを受け止めるように、
私を抱きしめてくれた。
彼の腕の中は温かい・・
体温が高い・・猫だからか・・
ようやっと、私がひきつるように泣くのが落ち着くと、
サビは小さな声で言った。
「酒でも飲むか?」
「うん・・・」
サビがいてくれてよかった・・・
その時、そう思った。
その晩、
ねこ神は猫の姿で、いつものように私の枕元で丸くなっていた。
私はサビの体温を感じながら、
少し安心して眠ることができた。
次の日の朝、職場に連絡をいれた。
「仕事・・辞めます」
それから、雨戸を開けて、
廊下に椅子を出して庭を眺めた。
サビは猫姿で、一日中私の足元で寝そべっていた。
夕方、近くのスーパーに行き、
タイムセールのまぐろの刺身を
買った。
そして、王子様姿のねこ神と
日本酒を飲んだ。
心が燃え尽きて、灰になって、
風が吹き飛ばしたように・・
感情すらない。
すべてが灰色に見えた。
色彩が感じられない。
音楽が騒音に聞こえる。