ブラッド★プリンス〜吸血鬼と女神の秘密〜
午前の授業が終わり、生徒たちは食堂へと移動を始める。
なるべく離れるなと言われているけど、昼食は優希ちゃんと一緒がいいと断った。
金魚のふんのようにルキくんにくっ付いていたら、いつ女子から火矢が飛んでくるか分からない。
「例の連続通り魔事件、なかなか犯人捕まらないよね。証拠も不十分だって言うしさ。気持ち悪い事件だよね」
「……うん」
「次は白川村だって騒いでる人もいてさ。シャレになんないよね」
あとで分かったことだけど、事件の場所は白川村を囲むようにした近隣町だった。みんなが怖がるのは、無理もない。
だから、私と関わりたくないと避ける子がより多くなった。
「先に食堂行って、場所取ってるね」
「よろしくね! すぐ行くから」
手を振って、優希ちゃんの背中を見送る。
三上先生から呼び出されて、食堂へ行く前に職員室へ寄ることになった。
何か注意されるようなことしたかな?
それとも、最近の学校生活はどうですかって、面談でもされるのかな。
なるべく離れるなと言われているけど、昼食は優希ちゃんと一緒がいいと断った。
金魚のふんのようにルキくんにくっ付いていたら、いつ女子から火矢が飛んでくるか分からない。
「例の連続通り魔事件、なかなか犯人捕まらないよね。証拠も不十分だって言うしさ。気持ち悪い事件だよね」
「……うん」
「次は白川村だって騒いでる人もいてさ。シャレになんないよね」
あとで分かったことだけど、事件の場所は白川村を囲むようにした近隣町だった。みんなが怖がるのは、無理もない。
だから、私と関わりたくないと避ける子がより多くなった。
「先に食堂行って、場所取ってるね」
「よろしくね! すぐ行くから」
手を振って、優希ちゃんの背中を見送る。
三上先生から呼び出されて、食堂へ行く前に職員室へ寄ることになった。
何か注意されるようなことしたかな?
それとも、最近の学校生活はどうですかって、面談でもされるのかな。