忘れたとは言わせない。〜エリートドクターと再会したら、溺愛が始まりました〜
「いきなりキスしてきたのはお前だからな?」
「なっ……うそっ」
「嘘じゃねーよ」
まさか、そんなわけ。
しかし、状況に追いついていけていない頭に反して、身体は甘い刺激に正直に跳ねる。
次第にワンピースの裾をたくし上げられて、左手は内腿を伝って中心にどんどん向かう。
右手の動きはそのままに、いつの間にか唇は天音のそれに塞がれていた。
「ん……あ、あぁ……」
舌を吸われ、ジュルジュルという水音が頭に響く。
激しいキスに息切れしながら目を閉じていると、
「……あっ、あっ、あっ、ああああっ!……」
左手が私の中心にたどり着き、容赦無く刺激した。
再び私を襲う甘い刺激。いつしかそれは天音自身になっており、私はもう抗うことができない気持ち良さと快感に虚ろな目で数回痙攣した。
それでも天音は止まってくれなくて。
そのまま、朝まで私たちの濃密な情事は繰り広げられるのだった。