妄想ファンタスティック

サイドB。

フーンだ、もう。
何が「仕事だから」よ。
もう、いっぱい砂糖入れちゃえ〜。
もうガムシロも入れちゃお♪あれっ?冷めちゃった!?まぁいっか、よしっ。
「コーヒー入りました〜!」
あぁ気まずい顔してるな、ふっふっふ。
「ブラックですよね」
ふっふっふ。
あっ、噴き出した。
そりゃそうだよ〜。おっとこっち見てる、危ない危ない。ガムシロはヤリ過ぎたかなぁ。しょうがない入れ直してあげよっと!
−彼女がやって来た、湯気立ち込めるカップを持って。
「今日もいつも通り。遅れたら、分かったよね」
耳元で囁く。もう言い訳出来ない。
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