猫目先輩の甘い眼差し
✾✾
「市瀬さん、たまごサンドとツナサンド、どっちがいい?」
「んー、たまごサンドで!」
「オッケー。お茶持ってきたから、飲みたかったら言ってね」
「ありがとうございます!」
休憩を挟み、走ること1時間。
コンビニにて昼食を取ることに。
「どう? 少し慣れた?」
「はい。恐怖感はだいぶ和らぎました」
たまごサンドを受け取り、開封する。
先程回想した通り、通学で毎回車道を走っているので、大きい車との接近はそこまで怖くなかった。
ビックリしたのも、速さと受ける風の強さくらい。
「良かった。お尻とか腰は痛くない?」
「全然! むしろ心地良かったです!」
初めて乗る私を気遣って、信号待ち中に何度か声をかけてくれた。
他にも、車との距離を広く取ってくれて……おかげで安心して景色を楽しめた。
バイク乗りの人からしたら当たり前のことなのかもしれないけど、嬉しかったな。
「これからどこに行くんですか?」
「それは秘密」
「ええっ⁉」
「ウソウソ。冗談。俺が前住んでた場所に行く予定だよ」
「市瀬さん、たまごサンドとツナサンド、どっちがいい?」
「んー、たまごサンドで!」
「オッケー。お茶持ってきたから、飲みたかったら言ってね」
「ありがとうございます!」
休憩を挟み、走ること1時間。
コンビニにて昼食を取ることに。
「どう? 少し慣れた?」
「はい。恐怖感はだいぶ和らぎました」
たまごサンドを受け取り、開封する。
先程回想した通り、通学で毎回車道を走っているので、大きい車との接近はそこまで怖くなかった。
ビックリしたのも、速さと受ける風の強さくらい。
「良かった。お尻とか腰は痛くない?」
「全然! むしろ心地良かったです!」
初めて乗る私を気遣って、信号待ち中に何度か声をかけてくれた。
他にも、車との距離を広く取ってくれて……おかげで安心して景色を楽しめた。
バイク乗りの人からしたら当たり前のことなのかもしれないけど、嬉しかったな。
「これからどこに行くんですか?」
「それは秘密」
「ええっ⁉」
「ウソウソ。冗談。俺が前住んでた場所に行く予定だよ」