猫目先輩の甘い眼差し
可愛い可愛い白猫ちゃん
◆◆零士side
市瀬さんこと、世蘭ちゃんと付き合い始めて、丸2週間が経った日のこと。
「一ノ瀬くん、おはよう」
「あっ、おはよう朝日さん」
夏休み、1回目の登校日。
教室でスマホに夢中になっていると、朝日さんが登校してきた。
「何見てるの? もしかして市瀬ちゃんの写真?」
「違うよ。誕生日プレゼント、何がいいかなって見てたところ」
朝日さんの顔の前にスマホ画面を見せた。
来月で17歳を迎える世蘭ちゃん。
付き合って初めての誕生日だから、これからよろしくねという意味も込めて、何かプレゼントを贈りたい。
それで今、色んなサイトを見て考えているところ。
なんだけど……これまで恋愛経験がゼロに等しかったから、何を選んだらいいのかさっぱり。全然わからない。
「朝日さんだったら何選ぶ?」
「んー、私なら、『誕プレ何が欲しい?』って聞いちゃう」
「直球で?」
「うん。でも、限定するんじゃなくって、手帳とかポーチとか、種類を伝えるかな。柄とか形とかは相手のセンスに任せる感じ」
「センス……」
市瀬さんこと、世蘭ちゃんと付き合い始めて、丸2週間が経った日のこと。
「一ノ瀬くん、おはよう」
「あっ、おはよう朝日さん」
夏休み、1回目の登校日。
教室でスマホに夢中になっていると、朝日さんが登校してきた。
「何見てるの? もしかして市瀬ちゃんの写真?」
「違うよ。誕生日プレゼント、何がいいかなって見てたところ」
朝日さんの顔の前にスマホ画面を見せた。
来月で17歳を迎える世蘭ちゃん。
付き合って初めての誕生日だから、これからよろしくねという意味も込めて、何かプレゼントを贈りたい。
それで今、色んなサイトを見て考えているところ。
なんだけど……これまで恋愛経験がゼロに等しかったから、何を選んだらいいのかさっぱり。全然わからない。
「朝日さんだったら何選ぶ?」
「んー、私なら、『誕プレ何が欲しい?』って聞いちゃう」
「直球で?」
「うん。でも、限定するんじゃなくって、手帳とかポーチとか、種類を伝えるかな。柄とか形とかは相手のセンスに任せる感じ」
「センス……」