猫目先輩の甘い眼差し
度重なる偶然
◇◇
GWが明けて、多くの人が憂鬱だと感じる日がやってきた。
いつものように月香ちゃんと談笑していると。
「おはよー。おわっ!」
「大丈夫⁉ この辺濡れてるから気をつけてね」
「おぅ……サンキュー」
登校して早々、教室の入口で足を滑らせたクラスメイトに声をかけた。
これで3人目。
まだ誰も転んではないけれど、痛めてないか心配だ。
「今の危なかったね……。なんで今日に限って雨なんだろう」
「だよね。せめて曇りだったら良かったのに」
話題を変え、天気に対して愚痴を吐く。
今日は朝から雨。しかもどしゃ降り。
連休明けで特に憂鬱になるこの日に、こんなどんよりした天気だなんて……。
普段五月病の影響が少ない私も、今回はあまり気分が上がらない。
けど、今月は中間テストがあるから早めに切り替えなきゃ。
✾✾
「わぁ美味しそう。デザートも1人で?」
「ゼリーだけ。他はお母さんと一緒に作ったの」
午前中の授業が終わり、昼休みの時間に。
昼食を終えた後、月香ちゃんにバーベキューの写真を見せてもらった。
GWが明けて、多くの人が憂鬱だと感じる日がやってきた。
いつものように月香ちゃんと談笑していると。
「おはよー。おわっ!」
「大丈夫⁉ この辺濡れてるから気をつけてね」
「おぅ……サンキュー」
登校して早々、教室の入口で足を滑らせたクラスメイトに声をかけた。
これで3人目。
まだ誰も転んではないけれど、痛めてないか心配だ。
「今の危なかったね……。なんで今日に限って雨なんだろう」
「だよね。せめて曇りだったら良かったのに」
話題を変え、天気に対して愚痴を吐く。
今日は朝から雨。しかもどしゃ降り。
連休明けで特に憂鬱になるこの日に、こんなどんよりした天気だなんて……。
普段五月病の影響が少ない私も、今回はあまり気分が上がらない。
けど、今月は中間テストがあるから早めに切り替えなきゃ。
✾✾
「わぁ美味しそう。デザートも1人で?」
「ゼリーだけ。他はお母さんと一緒に作ったの」
午前中の授業が終わり、昼休みの時間に。
昼食を終えた後、月香ちゃんにバーベキューの写真を見せてもらった。